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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第8章 躰の疼き……
そんなこと言われたって……。
私がや○まんじゃない証明なんて信じてくれない分には何も出来やしない。

「私は八反田さんだけですっ!」

「だからそれが信用ならない」

「どうしてですか!?私の言うことより黒咲くんのことを信じるんですか!?」

「ああ……。お前の日頃の行いと、アイツの言うことは合致する。それにさっき、ちゃんとアルプステレビジョンから事務所に連絡があったようでな。宜しく頼みますと懇意の人間からメールまで貰ったよ」

黒咲って男、お前にとってこれからプラスになるぞ。
そこまで言いのけた八反田さんは、もう随分と黒咲くんを信用しているようだった。
いや、男同士、何か引き合う物があったということかもしれない。
宿敵とはそういうものなのだとダンガムの主人公が言ってた。

「お前はどうなんだ?これがもしビジネスなら、確証のあるデータを打ち出して反駁できないお前はただの厄介者だ」

「データって言われても……」

「そうだろうな。処女じゃないんだから、データなんてそもそもないんだよな」

呆れたやつだ……。
八反田さんが何処か寂しそうに私から目を逸らしたとき、事務室のパソコンが八反田さんを待ちきれず再び眠りについた。
時刻がくるくるまわるのを見て、八反田さんは何か思い出したように起立した。
……行ってしまう。
このままじゃ……。
もう二度と……私を振り返ることなく……。

そんなの嫌だよっ!

「だったら挿れて下さいっ!そしたら分かります!」

「なにをバカなことを……」

「私ちゃんと処女だから、血が出るはずです!」

「必ずしもそうじゃない女の子もいるんだぞ」

「そんなの、とりあえずヤってみないと分からないじゃないですか!」

「そうやって誘惑しようったって、その手には乗らん!」

「分かりました!これ貸して下さいっ!」

私は八反田さんの胸元からボールペンを引き抜いた。
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