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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第8章 躰の疼き……
八反田さんがいつも作業してるデスクに片脚を引っかけて処女を開く。
まだ八反田さんの唾液でてかてかしたそこに、ボールペンの先を宛がった。
ぬらついて、上下に滑る。
気持ちいい……。
穴はどこだろう。
自分じゃよく分からない。
急くようにボールペンを擦りつけると、引っかかる場所を見つけた。
ここだ。
思って、グイと差し込んだ。
ツンとした痛みが襲う。
全然入ってかない。
もう一度……。
思ってボールペンを握りしめたとき、八反田さんが声を荒げた。

「やめなさいっ!」

ボールペンを取りあげられる。
それでも私は彼の胸元を追いかけ再びそれを手に入れようと藻搔いた。
八反田さんが私の頬をぴしゃりと打つ。

「少しは俺の言うことを訊け!」

怒られて。
じわり、目尻が滲んだ。

ああ……もうだめだ……。

完全に嫌われた……。

なんの解決策も浮かばない。

何もかも……。

「このまま終わりなんてヤァダァァァァ!ふえぇぇぇ……はったんださんの……ばかぁぁ……っ!!」

お股を拡げたまま泣き喚き始めた私に、いよいよ八反田さんは頭を抱えた。

「……はぁ……」

エッチな気分じゃない莫大な嘆息が漏れ出る。
しばらく八反田さんは私が号泣するのを眺めていた。
やがて諦めたみたいに、私から離れずその場にしゃがみ込む。
ちょっとだけ、それが嬉しい。
このままどうにか繋ぎ止めたくて八反田さんの腕に手を伸ばした。
彼はその行動を視線で追いかけてきたけど、嫌がりはしなかった。

「八反田さんっ……!怒らないで……嫌わないで……!」

「……分かった……分かったから……。落ち着きなさい。俺も感情的になりすぎた」

八反田さんは私の頬を撫でてくれた。

「叩いてすまなかった……」

……ぐすん、悔しいかな、八反田さんの匂いがする……。
少し離れていただけでこんなにも懐かしい。

「八反田さんっ……」

ようやく人心地を付けて、彼の胸の中に飛び込む。
抱きしめてくれる腕にしがみつく。
まだ運命の糸は切れてないのかもしれない。
直感的に感じた。

「……振りほどかないんですね?」

「そんなことしたらまたお前泣くだろう」

ご尤もです。
涙を八反田さんの肩に拭いながら笑った。
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