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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第8章 躰の疼き……
「やぁらしぃんだ!」
「大前ッ……!」
「序でに私とのコレ撮っちゃう」
「……!!」
大前さんは目の前の八反田さんをカシャリ、画面に収めた。
「これで、八反田さんは何も言い逃れ出来ないですね!さぁ大変!どうするー?みゆり!あんたのせいで好きな人がピンチだよ?」
彼女は八反田さんではなく、私を獣の眼で見つめた。
それで、ああ……と察した。
これは、八反田さんのアレどうこうでなく、私への当て付けだ。
原因は……。
「あんたはやっぱり躰売ってたんでしょ!それで今もこうやって私と同じ舞台に立ってんのよね。呆れたわ。ここまで嘘付けるぶりっ子だなんて!」
「な、なんのこと!?私、嘘なんて……」
「またそうやって猫かぶるの?さっき、黒咲くんが八反田店長に呟いたこと、全部聞こえたんだから!」
……黒咲くんだ。
「待って!それは誤解で……」
「いい加減にしてよ!アンタみたいのがいるから、私にまでとばっちりがくるのよ!私、まじめに仕事受けて頑張ってるのに……裏で枕してるとか……性格悪いビッチだとか……そういうのもうウンザリなの!!迷惑!!」
忘れた訳じゃない。
くるみちゃんは、仕事に対しては過剰なまでに貪欲な子だってこと。
だからこそ、私に暴力的になった初対面の日のこと。
それだけ芸能界での成功を夢見てるのだし、ここはそういう過激で裏のある社会。
イジメなんて当たり前で、人を陥れることでのし上がる人間が極普通に闊歩している世界。
だからどんな有名人が何をしてたとして、私にはこの秩序を変える力もないし変えたいとも思わない。
でもだからって……。
私は決してそんなことしてないのに!
「どうせ八反田さんが好きだって言ってんのも媚びてるだけでしょ!?騙されないから!そーいう女、掃いて捨てるほど見てきたわ!全員引きずり落としてやったけど!だからこんなことで私より先に売れようなんて絶対許さないっ!私、そういう奴、大嫌いなの!!潰して消してやるから!!」