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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第8章 躰の疼き……
彼女はそうして、

「まずはアンタの大事な物、全部奪ってやるわ!」

再び八反田さんのアレを口に含んだ。

「んぐっ…………想像以上におっきい……」

くるみちゃんは口を大きくグラインドさせながら語尾をセクシーな吐息で纏めた。
だけれど、その調子はすぐに消えてなくなってしまう。

「あ、あれ?なんか……」

「すまん大前……悪気はないんだ」

八反田さんの欲望はどこに追いやられてしまったのか。
彼は、もう一度くるみちゃんの肩を押し戻した。

「なっ……インポとか……最っ低!!」

「……悪かったな。こうじゃなきゃ嫁とのことで悩んだりしないさ」

八反田さんは今度こそぐっとくるみちゃんの腰を両手で掴んで物のように退かした。
ずるりと、萎えてやる気のなくなった男茎がつまらなそうに伏臥する。

「スカーレットの次期主力アイドルの私じゃ、勃たないっていうの!?」

「残念ながら、大前でなくてもどんないいオンナにも勃起障害だから安心しろ」

八反田さんはくるみちゃんの頭を撫でつけるように抑えた。
すると、彼女の目がみるみる潤んでいく。

「なによ!みゆりには勃つんじゃない‼︎」

吐き捨てるように叫んだくるみちゃんは、やっぱり強気な女の子だ。
負けん気が強くて、自分で自分を愛せる、綺麗な魂の女の子。
いつか蝶になれることを信じて疑わない。
自分は万人に愛されて当たり前だと確信しているのだ。
ずっと芋虫で構わないと本気で思ってる私とは大違い。
私はやっぱり、そんな彼女を嫌いになれないの。
馬鹿みたいかな?

「……お前、人を本気で想ったことないだろう」

八反田さんは椅子から離れたところで背を向け、ズボンのベルトを締めながら言った。

「忠告してやる。いずれ大物になりたいのなら、心の勉強もっとしといた方がいいぞ」

そうしてまた彼は置き捨てられた私のパンティーを拾い上げた。
こうなるともう異常に照れ臭い。
俯いたまま受け取るけど、彼もそれ以上を私に求めて来なかった。
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