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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第8章 躰の疼き……

「くるみちゃん!!ごめんね!!」

私はくるみちゃんに向き合った。
いつかちゃんと、話さなくちゃならないと思ってたこと。
くるみちゃんに今話さなくちゃいつ伝えられるっていうんだろう。

「信じてくれてありがと!私、くるみちゃんに心配されてんだよね!?嬉しいなぁ……」

「は?あんたいきなりなに言って……」

「でも大丈夫!私!誰も裏切ってないもん!」

涙目のままのくるみちゃんの手を取る。

「私、くるみちゃんの仕事にかける情熱的なとこ、大好きだよ!」

途端、くるみちゃんはキョトンとして、顔を赤くした。

「あんた、ほんといきなり何なの!?こんなときに……」

「心配かけてごめんなさいリーダー!でも大丈夫!私、アイドル活動するのに不都合なこと、誓ってしてない!くるみちゃんが思ってるようなことも、ファンを裏切るようなことも、誓ってしてない!!」

「そうやって、都合のいい台詞並べるの気持ち悪いからよしてよ!それとも、私はファンを裏切ってるって責めたいの!?」

「そうじゃないよ!私、くるみちゃんみたいになりたいんだっ!夢を追って、それでも応援してくれる素敵な彼氏が居て!私、自分が嫌いだから、天使みたいに可憐で皆んなに愛される可愛い女の子をみると、どうしても憧れちゃうんだ!」

「はぁ!?ばっかじゃないの!?カレシじゃないって言ったでしょ!?」

「なんで!?くるみちゃんの方こそ嘘つきだよ!どうして隠すの!?好きじゃなかったら、ストラップなんかわざわざ付けたりしないもん!」

だって、八反田さんにもしプレゼントを貰ったら、それがどんなに些細な物だって、絶対に私すぐ見えるとこに付けるもん。
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