この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第3章 秘密の特訓❤︎

「ご、強引系なら前戯なしで即挿入がいい!」

私も負けじと切り返した。
コソッとだけど。

「それ処女にはキツくない?」

「そのときにはもう私、処女じゃないもん」

「あ〜そういう設定できましたか……」

顔を擦り合わせるように小さな声で、親友とヤラシイことを話す。
お互いクスクス笑いあってから、私は頂きますと手を合わせた。
冷え始めたと思っていたオムライスは、玉子を割って開くとまだ湯気を立てて私を誘ってくれていた。
くだらなくたって、それが楽しくて。
ついつい長居してしまうのがファミレス。
私はるかちゃんとくるのがいつも楽しみだった。

「ちょっとは元気でた?」

「うん、ありがとね、るかちゃん」

オムライスのケチャップがたくさん掛かってるとこを頬張ると、トマトの甘みと酸味がとろとろ玉子に絶妙にマッチした。
まあケチャップが好きなだけだけどね。

「でもま、トレンチ使えるようになって良かったじゃん」

いつの間にかるかちゃんは味噌汁に手を付けていた。
豚汁と青海苔汁の合わせ技やー!と2つを合わせて飲んでいる。
料理番組で見る合わせ技やーの使い方って、そうじゃないと思う。

「うん……トレンチはね……。だけど……」

いろどりの為に乗せられていたグリンピースをスプーンでもてあそびながら、私は何も上手くいかない自分の恋愛状況に唇を尖らせた。

「せめて、八反田さんのお気に入りにはなりたいのに」

グリンピースを弾くと、それはお皿の端っこに転がって跳ね返ってきた。
なんで上手くいかないのかなぁ……。

「お気に入りねぇ……あの人そーゆーのなさそうだけど……」

るかちゃんは箸を伏せて、ご馳走様としっかりお辞儀をした。


「でも大前さんは……気に入られてるじゃん……」

グリンピースをもう1度弾くと、今度はちゃんと端っこに止まった。
私は更にもう1つを弾いた。

「今も、締め作業一緒にやってるし……2人っきりで……」

ピッタリと寄り添うようにして止まった2つめのグリンピースが、なんだか憎らしい。
そうなるように弾いたのは私なんだけど。

/489ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ