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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第9章 それは禁断の果実

「男と車の中で何してたんだ!この淫乱女が!」

「やだっ!やめて!……やめて下さい!」

「夜はポニーズの奴等と一緒だったよなぁ!ずっと処女だと思ってたのに!」

「なんにもしてない!私、なんにもしてないよ!」

「嘘つきの売女が!俺だけが君の家に入れると思ってたのに!この売女!売女!売女売女売女!」

「何を……言っているの……?」

「うるさい!」

叫んでいる犯罪者は私に唾ごと吐きかけて捲し立て、私の頬や鼻を何度も打ち込んだ。
痛みで徐々に意識が朦朧としていく。
腰を持ち上げられ下着を剥ぎ取られた。
野太い指が私の秘部へ入り込もうと躍起になって蠢いている。

……痛いっ!

思っても恐怖が私を支配していた。
抵抗したらまた殴られる。
殺されちゃう。
殆どされるがままの私はもう早々に諦めていたのかもしれない。
けれど私の心に光を宿してくれたのは、1本の電話。
非通知と表示される、これはきっとおそらく……。

「……助けて……。助けて……八反田さんっ!」

彼、からの電話。

私の花蕾に気を取られている彼の、その隙をついた。
膝で思い切り顔面を蹴り上げたのだ。

「うごっ……」

鼻を抑えた彼の眼鏡が床に落ちた。
その周辺を血液が点の字に汚す。

「みゆり、てめぇ!」

鼻血と共に怒りを噴出した彼は、前のめりに腕を伸ばして私を追い掛けてきた。
その間に私はスマホを拾い上げて彼の通話に訴えかけていた。

「助けてっ!……男の人……!お家に……!変な……!助けて……!八反田さん……!!」

これが無駄だと分かっていた。
だってこの人は……。
この通話の相手は。
決して八反田さん本人じゃないもの。

「お願いです……!お願い……!助けてっ……八反田さん!お願いだから早く来て!」

それでも助けを請わずにはいられなかった。
恐怖は私の理性の全てを凌駕していた。
それでも八反田さんなら助けてくれる。
必ず私を救ってくれる。
その希望だけが私に生を駆り立てた。
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