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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第10章 裏切り

「みゆりぃーー!おっはっよっぉー!」

dolceに到着すると、るかちゃんに元気よく体当たりされた。
今日も彼女の笑顔はフルボルテージだ。
こっちも元気出るからやっぱりるかちゃんは大好き。

「おはようるかちゃん、今日も素敵な笑顔だね!」

「そういうみゆりは、今日も素敵なレディーだよ!」

「えー、なにそれ!」

「ところで知っとるかね?今日は八反田による自己ピーアールの抜き打ちチェックがあるそうだぞ!」

「え?」

「なんでもそろそろdolceが本格的に動くとかそうでないとか噂がとびまくってる!」

「そ、そうなんだ……」

聞けば、現時点でどれだけ場慣れしたステージを魅せられるか、どうやら八反田さんなりの最終チェックを行うようなのだとか。
いわゆる点数化だろう。
私達を上役にわかりやすく報告するテスト作業だ。

「流川。笑顔が見え透いています。全然可愛くありません。はい……次!大前!」

それで私は結局、この話の冒頭、彼に怒られるに終わった訳で……。

ステージに立つだけでも緊張するのに、八反田さんの前で愛らしくアイドル決め決めポーズなんて出来ないよ。

「みぃんなのハートをくるくるくるみん!手のひらで転がしちゃうわよ!大前くるみでぇす!」

なのに、くるみちゃんは恥とか外聞もなく、あっさり綺麗に可愛くセクシーにポーズを決めた。
あんなに可愛い笑顔で堂々とアピールされたら、そりゃあ誰だって彼女のファンになっちゃうよね。

「よし、分かりやすくて期待も裏切らず纏まっている。合格だ」

八反田さんもそう言って彼女を褒め讃えていた。
お手本ってこういうのを言うんだろう。

「ふふっ、やった!」

当然、というようなしたり顔で最後のくるみちゃんがキュートなステップでステージから降りた。
彼女はちょっと大人な面もあるからやっぱり強い。
私も自分で立ち位置なんとかしなくちゃなぁ……。
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