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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第10章 裏切り

「はぁ……」

溜め息を隠せないでいると、るかちゃんが私の手を突然ひいたから驚いた。
そして、つかつか踵を鳴らして歩き出す。
揺れるストライプブルーのトリプルフリルスカートから覗く脚がいつもより綺麗に見える。
太股に巻かれた葵いフリルも際立って可愛い。
歩き方すら完全なアイドル。
私なんて俄然高いヒールによろけてしまったのに。

「八反田!みゆりが元気ない!倒れるかもって!」

っていうより、わざと倒されたよね今!
るかちゃんに振り向くより先に私は八反田さんの腕に掴みかかっていた。
駄目だよ!この人の右腕は今……。

「痛っつぅ……」

唸る八反田さんに、私は大慌てで謝った。

「ごめんなさい!」

八反田さんは腕を直ぐさま庇って引いた。
けど無理をして私の重心を地面に正すのも忘れなかった。
優しく掴まれた肩が熱を持つ。
私の顔はきっと染まっていたんじゃないかな。

「その傷、あの時のせいですよね……」

「……いや、これは……」

何を話そうか迷ってようやく口に出来た私の台詞に、八反田さんは言葉を濁した。
じっと食い入るように目を見張るるかちゃんが私達の様子を詮索する。
ステージ上ではくるみちゃんと巫部さん海神さんがメインで踊ったり細かいダンス指導を受けてはプロモーション録りに精を出していた。

「これは、何よ……八反田……」

「流川……あまり突っ込むな。プライベートだ。お前等には関係ない」

「冷たいなぁ」

るかちゃんはまぁるい猫目を吊り上げてから八反田さんの耳に唇を近づけた。

「みゆりで妄想お◯にーでもし過ぎて腱鞘炎にでもなったか?」

これにはさすがに私達2人、同時に耳まで染まり上がった。
八反田さんに限っては青色かもしれないけど。
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