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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第10章 裏切り
「じゃ、じゃあこの傷は……?」
「……これはお前には関係ない。ほっとけよ」
「そ、そんなの、無理っ……ですっ!だって……私……あの日のこと……八反田さんのこと……」
「何もない、だろ?」
一見私達はただ耳を傍付けあって話をしているくらいにしか見えないはず。
他のスタッフやマネージャー同士も曲が流れるその都度、そうやって話をしているから違和感なんてないはずだ。
でも……。
「何もないなんて、私には……んっ」
「狡い奴だろ?最悪なんだよ。醜いおっさんだよ、ほんと。自分でそう思うからな」
「そんな……私はそんな風には……あっ……」
「でもな、お前はまだ若い。未来がある。せっかくアイドルになったんだ。それを潰したくないだろ……?」
「……八反田さんっ…………ま、待って……ここじゃ……」
音響の機材やカメラ機器、それら以外にもごちゃついた一角。
スタッフの数も多い。
けれど皆ステージを眺めていたり自分の取り掛かった仕事に集中していて誰も後方の私達を振り返ったりはしなかった。
異変に気付かないと言ったほうが的確かもしれない。
なにせ、八反田さんの指先が、私の下半身に触れていようとは、その場の誰もが予想だにしないことだ。
「お前が望んでるのはこういうことだ。分かるか?静かにしないと、もうこんなこと、バレるぞ?」
「だけど、私は……私、はっ……」
「潮時だって言っただろ……頭の悪いやつだなお前は、本当に……」
「あっ……は、八反田さん、おっ、お願い……待って……そんな、いきなりそこ……」
八反田さんはスカートの内側に手を突っ込んでいた。
私のクリ○リスを探し荒々しく見せパンの上から撫で回す。
「なぁ、いま、俺が何を言いたいか分かるだろ?」
「分から、ないです……だって、それじゃあ……なんで?こんなこと……もう、ほんとに……訳分かんな……ァッ……」
「分からない?俺だってお前が分からない。何度も何度も言わせようとしやがって……」
「はぐうぅ……」