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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第11章 エンジェル


「……ふぅ。すっきりした!はい、もう終わり!また1回洗いながそうね!」

「えー……」

「また一緒にお風呂はいったら、してあげるから」

「ほんとー?」

「それまで内緒にできる?パパやママにも」

「うん」

「じゃあお姉ちゃんとの秘密ね」

「はーい」

「約束だよ」

「うん、パパにもママにもいわない。やくそく」

そして、素直で頭が良いエンジェルくんですよ。


私達はそのあと、再び湯舟に浸かって体を温めてからお風呂を出た。
ヘンなことを教えてその上風邪まで引かせたらもう八反田さんに顔向け出来ないよ。
そう思ってつよなりくんの体を拭いているときだった。

今日のチャイムは忙しい。
夜中にも関わらず、私はまた「はぁい!」と返答した。
私は、おそらく二四也くんのお迎えがきたのだろうと巡らせていた。

「良かったね、ママ来てくれたんじゃない?」

つよなりくんに言うと、

「えー」

彼はなんだか嫌そうに返事をした。
バスタオルを巻き、一度ドアの覗き穴を見る。
私は驚いて扉を開いた。

「つよなり!」

飛び込んできたのは、なんと八反田さんだった。
全裸で湯気をあげる息子を彼は全力で抱擁した。

「よかった……!よかったすぐに見つかって……!」

「パパ?」

自分が大層な事件を起こしていると露にも感じていないつよなりくんは、

「くるしい!」

とパパに嫌々をした。
それでも八反田さんは息子を強く強く抱き締め続け手を緩めることはなかった。

そのさなか、もう一人、玄関先にぼんやりと立つ人影を見つけた。
どこかで見たことのある、女性。
記憶の隅から情報をたぐり寄せているとき、つよなりくんが怖じ気付きながら口走った。

「……ママ、あのおにぃちゃんは?」

そのセリフに、私の躰の中、雷のような電撃が波打った。

ああ……。

この人は……。

この女の人は……。
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