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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第12章 みほこお姉ちゃんと王子様
「い、いいんです、もっと酔いたくて……。僕は……そうじゃないと……」

「興奮しない?」

「そんな!逆です!」

「ふふ。ならそんなに飲もうとしないで?泥酔したら、あなたの男らしいところ見られないじゃない」

みほこお姉ちゃんはソファに座る王子様の太股に触れた。

「み、みほこさん!そそそそ、そんな……!」

「狡いじゃない……みゆりちゃんにだけ見せて、私に見せないなんて」

お姉ちゃんは更に王子様に縋っていく。

「私にも、アレ、見せて……?」

「っ……!」

みほこお姉ちゃんと王子様は暫くソファの上、寄り添い合っていた。
背筋を伸ばしっぱなしのまま石化してしまった王子様はやがて口を開いた。

「み、みほこさんっ……!だけれど、ぼ、僕は……そのっ……!」

彼は口篭もる。
みほこお姉ちゃんはじっと待っていた。

「誰かと……付き合ったこともなくて……」

汗だくになり、ようやく打ち明けた王子様。
みほこお姉ちゃんは首を傾げた。

「それ、ディナーの時に聞いたわ」

「ですからっ!……僕はっ!……この歳にもなってっ!じょ、女性経験がっ!……ないってことですっ!!だからっ……‼︎」

「だから?」

「だから……その……」

「私が初めてじゃ、不満なのね?」

「ち、ちがいます!そんなはずは!」

「なら好きにして……」

「……そ、そんな、ことを……」

「抱いてみせて」

お姉ちゃんが誘う。
カチコチ時計の秒針が2人の間を駆け抜けていく。

1秒……。
2秒……。
3秒……。

ゴクリ。

王子様の喉が鳴った。

「……い、いいん、ですか……?」

お姉ちゃんはどんなに色気のある顔をしていたのだろう。
返事は寄越されないままだったけれど、王子様は息を呑み込んだ。
そして次の瞬間、やけくそにお姉ちゃんへ口付けたのだ。

「……んっん……ふっ……んんっ!」

何度も左右に角度を変える2人。
王子様はみほこお姉ちゃんの頬を両手で挟んだ。

「んっ、あっ、こ、こんなに、激しく愛されるキス、私、初めてよ……はぁ……」

「ん、ん、はぁっ!んんっ!み、みほこさんっ!」

ちゅばちゅばと唇同士が鳴る音。
……始まった。
私はすっかり目をかち開けて2人を見ていた。
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