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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第12章 みほこお姉ちゃんと王子様
みほこお姉ちゃんはそう妖艶に呟いて、王子様の膨らみに手を這わせ……揉んだ。
びくびくと背を逸らす王子様が声を張り上げる。
「ああっ!……みほこさんっ!そんな場所をっ……!」
「感じるの?ならもう少し股を開いて?自分が男らしいと思う角度まで……」
言われた王子様は膝の角度を緩めた。
それで片脚はソファから滑り落ちたけれど、自分から踏ん張る姿勢になり代わった。
「これでやっと、私を押し倒したみたいになったわ。男らしくて格好良いわ」
「あ、あ……ああ、でも、みほこさんっ!そこはっ……」
呻いた彼は、なおも自分の股関を弄る細い手を見つめていた。
みほこお姉ちゃんの手が王子様のお尻の方まで入り込んで、むんずとそこを掴んでいる。
「前も立派だけど、こっちも素敵ね……」
「そ、そんなっ、そんな場所、を……」
「たまたま、気持ちいい?」
「あ、あぁ!うう……」
「どう?気持ちいいの?ほら言って?」
「き、きもちい、です……」
「そう、きんたま、気持ちいいのね……」
「み、みほこさん!そんな、はしたないことを……」
その言葉にお姉ちゃんの瞳がギラつき、口角が妖しく上がった。
「そう、私、はしたないのよ。はしたない女なの。自分から童貞くんの金玉転がしちゃうような、汚い女なの。あなた、それでも……いいの?」
みほこお姉ちゃんは王子様の視線から逃れるように顔を背けた。
わたしのいる位置からじゃ、どんな表情をしているかは分からない。
けれど王子様は深く声を静めた。
「僕は、みほこさんが好きです。こんなことで、嫌いになったりしないですよ」
切れ長の瞳は真摯に輝き続けた。
「ねぇ、私きっとあなたが想うような女じゃないわ。騙されたって後で恨まれたくないから先に言っておくけど……私、本当に……」
でもお姉ちゃんはやっぱり王子様を直視出来ない様子だった。
顔を逸らせ心を閉ざすお姉ちゃんを、王子様は優しく迎えに行くばかりだ。