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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第12章 みほこお姉ちゃんと王子様
お姉ちゃんと王子様に挟まれたその真ん中、結局私は両手を繋がれてお買い物に連れ出されてしまった。
向かった先はハイブランドの街並みに一際目立つ老舗の百貨店。
かくしてスイートメモリーはこうして私のパパが知らぬうち、2人に運命的に選ばれ風閒家へとやってきた。
2つセットお揃いのティーカップ。
片方はお姉ちゃんのもの。
もう片方は当然ふみすけさんのもの。
ティーポットが2人の仲を取り持つように一つ。
私はこうはなりたくない。
帰り際、ロープライスのアパレルショップに寄り、お姉ちゃんは王子様のお洋服選びに勤しんでいたっけ。
「あなたは細いから、似合うものが多くて迷っちゃう!ほら、こっちも似合うわ!」
「僕自身だったら選ばないような服ばかりです」
「あ……こういうの、好きじゃない?」
「いいえ、その逆です。お洒落なみほこさんに見立てて頂けるなんて身に余る光栄です。僕はセンスが無いので…」
「ほんとはそのままでも充分だけどね」
「そうおっしゃって下さるのはみほこさんだけです」
その日の夜も、王子様は私のお家に泊まっていった。
ううん、それからずっと、2人はべったりと片時も離れることなく寄り添うようになっていった。
わたしが学校に行っている間も、2人はきっと傍に居たんだろう。
セックスに明け暮れていたに違いなかった。
だって時たまわたしが体調を悪くして学校から早退してくると、お姉ちゃんが決まって慌てたようにガウンを羽織り自室から飛び出してくる。
「あら、みゆりちゃんだったのね……」
ホッとしているお姉ちゃんから目を逸らし、当たり前のように聞くのはこの質問だ。
「王子様は?」
何も分からないふりをしながら、お姉ちゃんの寝室でお昼寝をしている王子様をドアの隙間から探り見る。
王子様は生まれたままの姿で何も身に付けておらず、枕をきつく抱き締めたままお姉ちゃんの名前を夢うつつで呼び寝返りをうった。
キレイなおしり……。
ボヤッと眺めていたら、お姉ちゃんにドアを無言で閉められた。
素肌に香水を纏った無防備極まりない彼女は言う。
向かった先はハイブランドの街並みに一際目立つ老舗の百貨店。
かくしてスイートメモリーはこうして私のパパが知らぬうち、2人に運命的に選ばれ風閒家へとやってきた。
2つセットお揃いのティーカップ。
片方はお姉ちゃんのもの。
もう片方は当然ふみすけさんのもの。
ティーポットが2人の仲を取り持つように一つ。
私はこうはなりたくない。
帰り際、ロープライスのアパレルショップに寄り、お姉ちゃんは王子様のお洋服選びに勤しんでいたっけ。
「あなたは細いから、似合うものが多くて迷っちゃう!ほら、こっちも似合うわ!」
「僕自身だったら選ばないような服ばかりです」
「あ……こういうの、好きじゃない?」
「いいえ、その逆です。お洒落なみほこさんに見立てて頂けるなんて身に余る光栄です。僕はセンスが無いので…」
「ほんとはそのままでも充分だけどね」
「そうおっしゃって下さるのはみほこさんだけです」
その日の夜も、王子様は私のお家に泊まっていった。
ううん、それからずっと、2人はべったりと片時も離れることなく寄り添うようになっていった。
わたしが学校に行っている間も、2人はきっと傍に居たんだろう。
セックスに明け暮れていたに違いなかった。
だって時たまわたしが体調を悪くして学校から早退してくると、お姉ちゃんが決まって慌てたようにガウンを羽織り自室から飛び出してくる。
「あら、みゆりちゃんだったのね……」
ホッとしているお姉ちゃんから目を逸らし、当たり前のように聞くのはこの質問だ。
「王子様は?」
何も分からないふりをしながら、お姉ちゃんの寝室でお昼寝をしている王子様をドアの隙間から探り見る。
王子様は生まれたままの姿で何も身に付けておらず、枕をきつく抱き締めたままお姉ちゃんの名前を夢うつつで呼び寝返りをうった。
キレイなおしり……。
ボヤッと眺めていたら、お姉ちゃんにドアを無言で閉められた。
素肌に香水を纏った無防備極まりない彼女は言う。