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第13章 運命の赤い糸

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「南国にいきたい」

「また突然だね」

「だって日本は窮屈だわ。３人で暮らすには」

「それ賛成」

「南国かぁ。確かに良さそうだなぁ。俺は雪国出身だから」

「あー、なんかわかる。スキー上手そう顔だもん」

「なんだよそれバカにしてる？」

「褒めてるってば」

「私は観光ガイドの仕事をするわ」

「じゃあ私は夜のお仕事ね。どこの国でも身一つあれば！」

「じゃ、俺は？」

「私達とセックス！」

「それじゃあうだつが上がらないままじゃないか！」

「あはは、しょーがないよ。だってフミくんそういうキャラだもん」

「あのね私妊娠したの」

「は？」

「え？」

「ね？だからごめんなさい。本当に3人で、いきたいと思っただけよ……」

「そうだなぁ、確かに日本は窮屈だよな。その……４人で暮らすにはさ……」

「お、お姉ちゃん……おめでとう！」

「ごめんなさい……ありがとう……」






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