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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第4章 ようこそアイドルカフェdólceへ‼︎
「あの……?」
「……ん?」
「……ごめんなさい」
「なにが?」
「なにがって……」
「苦しいの、治ったか?」
「え……?あ、はい……」
「なら、いい」
「……あの!八反田さん……!」
「……誰それ?……じゃあな、また掛けるわ……」
それだけ言うと、一方的に電話を切られた。
え? 今の、八反田さんだよね?
私が声を聞き間違えるはずないもん。
……でも。
はい、八反田です、とは言われてはないかも……確かに。
「指、どろどろ……」
私は力なく洗面台から降りて、すぐさま衣服を元どおりにしてから手を洗った。
誰かに見られたらまずい。
そうしてからトイレに入りペーパーであそこを綺麗に拭いた。
「風間さん?大丈夫ですか?病室にいなかったから……」
するとそこに看護師さんがやってきた。
慌てて個室を出る。
「だ、大丈夫です……ちょっとお腹痛くなっちゃって……」
「あらら、先生に診てもらいましょう?」
ほんとうはイケナイことしてたなんて、死んでも言えない。
思いながら看護師さんに肩を抱かれて病室に戻った。