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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第4章 ようこそアイドルカフェdólceへ‼︎
翌日。
マネージャーの早坂さんが病院に迎えに来てくれた。
学校へは行かず、そのまま自宅待機の会社命令。
そりゃあそうだよね。
売れないアイドルが、イベント初日に倒れるなんて前代未聞。
所属事務所に迷惑かけるなんてあってはならないこと。
違約金だって発生する、そんな事態だってある。
早坂さんにはこう言われた。
「今、これからの貴方の方針についてプロデューサー達が会議をしていると思う。終わり次第すぐに連絡があるはずだから、それまでは大人しくしてなさい」
母親のような口調のあと、彼女は車で会社に戻っていった。
私どうなるんだろう。
不安を掻き消すかのように、キッチンの椅子に静かに腰掛けた。
お風呂入りたい……。
あと、ごはんも……。
点滴は打たれていたから身体の調子はいいけど、病院の朝ごはんは薄味で、ほとんど残してしまったから。
なんか濃い味のもの食べたい……。
そうピザとか……。
「あっそうだよ!ピザ食べよう!ピザ!」
元気を取り戻したくてお腹の底から大きな声を出し、私はスマートフォンで宅配サービスを探してピザを注文した。
大好物だからして、いつもの注文をタップすれば簡単に届けられるそれまでの間、お昼の情報番組を見ることにした。
あんまり話題にはならなかったけど、やっぱり小さく見出しにある。
オープン初日に卒倒したアイドル!
過度の疲労が原因か⁉︎
全くそんなことはないんだけど……。
世間はそんな風に私を見てるらしい。
マネージャーの早坂さんが病院に迎えに来てくれた。
学校へは行かず、そのまま自宅待機の会社命令。
そりゃあそうだよね。
売れないアイドルが、イベント初日に倒れるなんて前代未聞。
所属事務所に迷惑かけるなんてあってはならないこと。
違約金だって発生する、そんな事態だってある。
早坂さんにはこう言われた。
「今、これからの貴方の方針についてプロデューサー達が会議をしていると思う。終わり次第すぐに連絡があるはずだから、それまでは大人しくしてなさい」
母親のような口調のあと、彼女は車で会社に戻っていった。
私どうなるんだろう。
不安を掻き消すかのように、キッチンの椅子に静かに腰掛けた。
お風呂入りたい……。
あと、ごはんも……。
点滴は打たれていたから身体の調子はいいけど、病院の朝ごはんは薄味で、ほとんど残してしまったから。
なんか濃い味のもの食べたい……。
そうピザとか……。
「あっそうだよ!ピザ食べよう!ピザ!」
元気を取り戻したくてお腹の底から大きな声を出し、私はスマートフォンで宅配サービスを探してピザを注文した。
大好物だからして、いつもの注文をタップすれば簡単に届けられるそれまでの間、お昼の情報番組を見ることにした。
あんまり話題にはならなかったけど、やっぱり小さく見出しにある。
オープン初日に卒倒したアイドル!
過度の疲労が原因か⁉︎
全くそんなことはないんだけど……。
世間はそんな風に私を見てるらしい。