この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第4章 ようこそアイドルカフェdólceへ‼︎
dólceの大元であるスカーレットプロダクションは、有名女優や俳優、アイドル、女性モデルを中心にアーティスト、お笑い芸人も所属する力のある事務所だ。
報道陣は私ではなく、会社自体に目を付けたのだろう。
「うーん……これじゃあやっぱり戻れないかもなぁ」
口に出したあと。
別にいいけど、と強く思った。
アイドルなんかになりたかった訳じゃないし。
ただ……。
ただこのまま。
八反田さんに会えなくなったら、嫌だな……。
思ったとき、玄関のチャイムが鳴った。
テレビ画面の時計を確認して、
「はーい」
と返事をした。
「ダイヤモンドピザですが……」
玄関の向こうから、男性の声があった。
「いつも早いですね」
私はそう言いながらドアを開けた。
いつものメガネをかけた体格の良いひと。
「この辺りは交通渋滞がないから……」
「そうなんですか」
クレジットカードを渡し、お会計を済ませた。
「どうもありがとう」
一言声を掛けてピザを受け取ると、配達のお兄さんは何も言わずにバイクに戻り、去っていった。
毎回あの人が届けてくれるけど、なんだか変な人なんだよね。
絶対目を合わせてくれないの。
鍵を回してチェーンを掛け、キッチンに戻る。
ダイニングのほうから聞こえるテレビの音はもう、別のコーナーになっていた。
「さて続いてはポニーズ事務所から、silverの新曲です」
あ、るかちゃんの好きなアイドルさん達だ。
男性三人組の有名ユニットsilverは、knifeさんforkさんspoonさんで構成されているマルチアイドル。
歌って踊れてスポーツ出来て、更にドラマのお仕事やお笑い芸までやるすごいイケメン男子達。
るかちゃんは、この人達に逢いたくて芸能界に入ったって言ってた。
彼女の一途で猪突猛進なとこは、本当に尊敬している。
そういえば、るかちゃんにLIMEしなきゃ。
報道陣は私ではなく、会社自体に目を付けたのだろう。
「うーん……これじゃあやっぱり戻れないかもなぁ」
口に出したあと。
別にいいけど、と強く思った。
アイドルなんかになりたかった訳じゃないし。
ただ……。
ただこのまま。
八反田さんに会えなくなったら、嫌だな……。
思ったとき、玄関のチャイムが鳴った。
テレビ画面の時計を確認して、
「はーい」
と返事をした。
「ダイヤモンドピザですが……」
玄関の向こうから、男性の声があった。
「いつも早いですね」
私はそう言いながらドアを開けた。
いつものメガネをかけた体格の良いひと。
「この辺りは交通渋滞がないから……」
「そうなんですか」
クレジットカードを渡し、お会計を済ませた。
「どうもありがとう」
一言声を掛けてピザを受け取ると、配達のお兄さんは何も言わずにバイクに戻り、去っていった。
毎回あの人が届けてくれるけど、なんだか変な人なんだよね。
絶対目を合わせてくれないの。
鍵を回してチェーンを掛け、キッチンに戻る。
ダイニングのほうから聞こえるテレビの音はもう、別のコーナーになっていた。
「さて続いてはポニーズ事務所から、silverの新曲です」
あ、るかちゃんの好きなアイドルさん達だ。
男性三人組の有名ユニットsilverは、knifeさんforkさんspoonさんで構成されているマルチアイドル。
歌って踊れてスポーツ出来て、更にドラマのお仕事やお笑い芸までやるすごいイケメン男子達。
るかちゃんは、この人達に逢いたくて芸能界に入ったって言ってた。
彼女の一途で猪突猛進なとこは、本当に尊敬している。
そういえば、るかちゃんにLIMEしなきゃ。