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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第4章 ようこそアイドルカフェdólceへ‼︎
「美味しそうー‼︎」
ピザの蓋を開け、トマトとチーズの匂いを肺の奥深くにねじり込んだ。
取り皿とフォークとお茶を用意して、写メをパチリ。
時間はちょうど、11時過ぎ。
まだ高校生以下のdólceメンバーは午後勤シフトが決定しているから、きっとるかちゃんは今頃学校だ。
《飯テロー!》
短い言葉で彼女にLIMEを送った。
すると。
《ぎゃあぁぁぁぁぁぁ》
という文字と悲惨そうな猫のイラストのスタンプが帰ってきた。
へっへっへ。
一人で満足しているなり、るかちゃんからLIMEが届けられた。
《そーゆー酷いことしてると、好きな人寝盗っちゃうからね》
そんな文章のあと。
「るかちゃん……と八反田さん!」
るかちゃんが送ってきた写メには、車を運転している姿の八反田さんと、助手席から自撮りしているるかちゃんが映っていた。
ど、どーゆーこと⁉︎
そっくりそのままLIMEを送った。
《デート❤︎》
間髪入れず返ってきた。
写メをもう一度確認すると、るかちゃんは運転席の八反田さんの腕に絡みついていて、八反田さんはそれを迷惑そうな顔で制している。
な、なんで⁉︎
思ったときに、
《ほら……もう1枚》
という文字が照らし出された。
そして……。
赤信号中なのか、運転席からカメラ目線でピースサインを決めるドヤ顔の八反田さんのソロ写メが送られてきた。
「は、八反田しゃん……」
はぅぅぅ……カッコいいよぉ……。
昨晩のことを思い出して子宮がぴくんと疼いちゃう。
なのに、るかちゃんはタイミング良く、
《キメ顔めっちゃブサイクwww
しかもピースとか古くさっwww》
なんて送ってきた。
そんなことないのに‼︎