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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第4章 ようこそアイドルカフェdólceへ‼︎
こ、こんなことって……。
多分、私の処分について説明しに来たのだと思う。
でも正直、電話か何かで連絡があるのだとばっかり考えていた。
「えー、スリッパなんていいよー」
そう言うるかちゃんは私が自分で用意した取り皿にもうピザを選り分けていた。
「あの、八反田さんも……良かったら、どうぞ……」
「お構いなく」
るかちゃんの隣に座った八反田さんは軽く首を振った。
けれど、私は取り皿とフォークとお茶を更にもう2つずつ用意した。
るかちゃんが八反田さんの横で満足気に叫ぶ。
「うめー!」
どうしよう……。
目の前にいる八反田さんに動揺したまま、私はお茶を飲み干した。
落ち着け……。
大丈夫、大丈夫。
八反田さんのことだから、るかちゃんの前じゃ昨日の話しを何か喋ったりなんてしないはずだよ……。
思っていると、八反田さんは無表情のまま鞄から書類を取り出して黙り込んだ。
組んだ足と何かを考えるそぶりの手付き。
その親指で自分の下唇をなぞっている。
八反田さんの真剣な表情は、笑顔と同じくらい好き。
「どうかしましたか?」
「な、なんでもないです……」
見惚れているのがバレた私は誤魔化すようにピザを1枚手に取った。
ついでに3枚目を取ろうとするるかちゃんには八反田さんのぶんもとっておいて! と注意した。
それからもの凄く悲しそうな顔をしたるかちゃんが私を見たのち八反田さんを見つめるから……。
視線に気が付かざるを得なくなった彼はるかちゃんに無表情で答えたのだった。
「どうぞ」
「ほら、いいってさ」
「もう、るかちゃんたら……無言の圧力かけたら八反田さんじゃなくたって誰だって譲ってくれるよ……」
多分、私の処分について説明しに来たのだと思う。
でも正直、電話か何かで連絡があるのだとばっかり考えていた。
「えー、スリッパなんていいよー」
そう言うるかちゃんは私が自分で用意した取り皿にもうピザを選り分けていた。
「あの、八反田さんも……良かったら、どうぞ……」
「お構いなく」
るかちゃんの隣に座った八反田さんは軽く首を振った。
けれど、私は取り皿とフォークとお茶を更にもう2つずつ用意した。
るかちゃんが八反田さんの横で満足気に叫ぶ。
「うめー!」
どうしよう……。
目の前にいる八反田さんに動揺したまま、私はお茶を飲み干した。
落ち着け……。
大丈夫、大丈夫。
八反田さんのことだから、るかちゃんの前じゃ昨日の話しを何か喋ったりなんてしないはずだよ……。
思っていると、八反田さんは無表情のまま鞄から書類を取り出して黙り込んだ。
組んだ足と何かを考えるそぶりの手付き。
その親指で自分の下唇をなぞっている。
八反田さんの真剣な表情は、笑顔と同じくらい好き。
「どうかしましたか?」
「な、なんでもないです……」
見惚れているのがバレた私は誤魔化すようにピザを1枚手に取った。
ついでに3枚目を取ろうとするるかちゃんには八反田さんのぶんもとっておいて! と注意した。
それからもの凄く悲しそうな顔をしたるかちゃんが私を見たのち八反田さんを見つめるから……。
視線に気が付かざるを得なくなった彼はるかちゃんに無表情で答えたのだった。
「どうぞ」
「ほら、いいってさ」
「もう、るかちゃんたら……無言の圧力かけたら八反田さんじゃなくたって誰だって譲ってくれるよ……」