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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第4章 ようこそアイドルカフェdólceへ‼︎
るかちゃんは早食い選手権に出るべきだと思う。
そうしてものの一瞬でピザを吸収したるかちゃんは、お腹をぽんぽんと叩いてから私達を置いて席を立ってしまった。

「おトイレ借りるねー!」

「え!?」

「え!?なにその反応!漏らせってこと!?」

「ち、ちがうちがう!」

るかちゃんは漏れる漏れると呟きながら小走りに去っていく。
突如訪れた八反田さんと二人きりの場面。
気まずいよ! バージョンツー‼︎
るかちゃんがいるお陰で、なんだかんだ保たれていた均衡が破れてしまう気がした。
私は八反田さんを極力視界に収めないように、ピザを両手で持ちながら下を向いていた。

「風間さん」

なのに八反田さんはいつもの落ち着いた声で私を呼んだ。
ゾクッとして顔を上げてしまう。
昨夜のあの時の声と同じだったから。

「は、はひ⁉︎」

食べかけのピザからチーズが伸びて、滴る。
油分でつやつやの指先。
八反田さんは私をじっと見つめていた。
今の私には、全てが昨日の続きのように感じられてしまう。

「慌てないでいいですよ」

八反田さんは無様な私の食事姿を見て吹き出した。

「トマトソース、付いてますよ」

自分の唇に触れていた親指で。
八反田さんはテーブルの向かいから腕を伸ばし、私の唇を拭った。

「はわ、はわわわ」

ダメだ……。
頭が混乱する……。
昨日のことも。
八反田さんが目の前にいることも。
いま私の唇に触れたことも。
ぜんぶ、夢じゃなくて、ほんとに起きていることなんだって……。

——みゆり……エロくて可愛い声だ……もっと聞かせてごらん?

だめ! 思い出したら茹で上がって死んじゃう!
思った時に八反田さんは手を引っ込めた。
そして。
親指についたトマトソースを……。
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