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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第4章 ようこそアイドルカフェdólceへ‼︎
なんて色っぽい仕草だろう。
一挙手一投足が、その内面を物語っている。
思ったとき、目が絡み合った。
「そんなに物欲しそうに見つめられても、食べてしまったぶんはお返し出来ませんよ」
クスリと笑われて、私は慌ててかぶりを振った。
相変わらず八反田さんは私の視線の意味を理解してくれない。
仕方なく、私は八反田さんのグラスに新しいお茶を注ぐに至った。
dólceがオープンしてから、初めてお給仕するのが八反田さんみたいで嬉しい。
零さないように。
そして綺麗な立ち居振る舞いを心掛ける。
この人みたく、エレガントな作法を身に着けるには、毎日実践していくしか方法はない。
八反田さんは緊張する私を見つめていた。
「警戒せずとも、あなたをとって食べたりなんてしませんよ。風間さんが今、食べ物なのでしたら別ですが……」
相当お腹が減っているのか、誘っているのかなんなのか。
八反田さんはそんなことをあっけらかんと口にした。
一応、私が八反田さんを男として見ている、ということは伝わっているらしい。
まあそれはごく当たり前のことなんだけれど。
だって私と八反田さんはどう考えても男女。
だけど相手が既婚者な上に手強いからそれすらなかなか思い出して貰えないと感じていた。
一挙手一投足が、その内面を物語っている。
思ったとき、目が絡み合った。
「そんなに物欲しそうに見つめられても、食べてしまったぶんはお返し出来ませんよ」
クスリと笑われて、私は慌ててかぶりを振った。
相変わらず八反田さんは私の視線の意味を理解してくれない。
仕方なく、私は八反田さんのグラスに新しいお茶を注ぐに至った。
dólceがオープンしてから、初めてお給仕するのが八反田さんみたいで嬉しい。
零さないように。
そして綺麗な立ち居振る舞いを心掛ける。
この人みたく、エレガントな作法を身に着けるには、毎日実践していくしか方法はない。
八反田さんは緊張する私を見つめていた。
「警戒せずとも、あなたをとって食べたりなんてしませんよ。風間さんが今、食べ物なのでしたら別ですが……」
相当お腹が減っているのか、誘っているのかなんなのか。
八反田さんはそんなことをあっけらかんと口にした。
一応、私が八反田さんを男として見ている、ということは伝わっているらしい。
まあそれはごく当たり前のことなんだけれど。
だって私と八反田さんはどう考えても男女。
だけど相手が既婚者な上に手強いからそれすらなかなか思い出して貰えないと感じていた。