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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第4章 ようこそアイドルカフェdólceへ‼︎
私の告白染みた行為は、全て冗談に間違われてしまうのはなんでなんだろう。
「頂きます」
スプーンを突き入れた八反田さんは、口に入れる前にもう1度私を見た。
「それと、申し遅れましたが、エプロンも似合ってますよ」
八反田さんはそう言葉にしてくれてからオムライスに視線を落とした。
うん、美味い、と何度か噛み締めたあとに感想を述べてくれた。
相変わらず無表情だったけれど。
大袈裟でも、謙虚でもなく、八反田さんが普通にそうやって褒めてくれるのが最高に嬉しい。
ああ、私、今なら死んでもいい……。
顔を赤くしているのを気付かれたくなくて、私はちまちまとスプーンを動かして、自分のオムライスを味わった。
いつもの私の味付けは自分ではもう飽き飽きしていて、美味しいとは感じ難くなった当たり前の味だけれど。
八反田さんが褒めてくれたから。
今日から私の得意料理はオムライスに決定で。
それから八反田さんは、食べ終えるなり休む暇もなく突然掛かってきた電話に縛られっぱなしになった。
鞄から取り出したノートパソコンを広げて相手と長い間やり取りをはじめた。
険しい表情になんだか邪魔したらいけない雰囲気を垣間見てしまう。
こういう眼付きも、たまらなく好きだけれど……。
食後のイチャイチャした会話は諦めるしかなさそう。
仕方なく私は黙って後片付けを始めた。
全部終わった頃、どれくらい経ったのだろう。
ソファの八反田さんは……。
「眠っちゃったんですか?」
相当お疲れだったようで、彼は精巧な人形のように身体を背もたれに預けて寝息だけを立てていた。
ちょっと指で押しただけで、ころんと倒れちゃいそう。
時たま、舟を漕ぐ姿も可愛い。
「ほわぁ……八反田さんの貴重な寝顔……」
申し訳ないけれど、スマホの音無しカメラでばっちり撮っちゃったもんね。
うふふ、宝物増えちゃった。
八反田さんには絶対内緒。
そうしてまた、私の中に黒い欲望が渦巻く。
このまま、お嫁さんのふりをしたらどうなるんだろう、なんて。
「頂きます」
スプーンを突き入れた八反田さんは、口に入れる前にもう1度私を見た。
「それと、申し遅れましたが、エプロンも似合ってますよ」
八反田さんはそう言葉にしてくれてからオムライスに視線を落とした。
うん、美味い、と何度か噛み締めたあとに感想を述べてくれた。
相変わらず無表情だったけれど。
大袈裟でも、謙虚でもなく、八反田さんが普通にそうやって褒めてくれるのが最高に嬉しい。
ああ、私、今なら死んでもいい……。
顔を赤くしているのを気付かれたくなくて、私はちまちまとスプーンを動かして、自分のオムライスを味わった。
いつもの私の味付けは自分ではもう飽き飽きしていて、美味しいとは感じ難くなった当たり前の味だけれど。
八反田さんが褒めてくれたから。
今日から私の得意料理はオムライスに決定で。
それから八反田さんは、食べ終えるなり休む暇もなく突然掛かってきた電話に縛られっぱなしになった。
鞄から取り出したノートパソコンを広げて相手と長い間やり取りをはじめた。
険しい表情になんだか邪魔したらいけない雰囲気を垣間見てしまう。
こういう眼付きも、たまらなく好きだけれど……。
食後のイチャイチャした会話は諦めるしかなさそう。
仕方なく私は黙って後片付けを始めた。
全部終わった頃、どれくらい経ったのだろう。
ソファの八反田さんは……。
「眠っちゃったんですか?」
相当お疲れだったようで、彼は精巧な人形のように身体を背もたれに預けて寝息だけを立てていた。
ちょっと指で押しただけで、ころんと倒れちゃいそう。
時たま、舟を漕ぐ姿も可愛い。
「ほわぁ……八反田さんの貴重な寝顔……」
申し訳ないけれど、スマホの音無しカメラでばっちり撮っちゃったもんね。
うふふ、宝物増えちゃった。
八反田さんには絶対内緒。
そうしてまた、私の中に黒い欲望が渦巻く。
このまま、お嫁さんのふりをしたらどうなるんだろう、なんて。