この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第5章 原点
「……あっそう。八反田っていうのは、君の何?」

ぶっきらぼうとも、興味があるともとれる反応。
なかなか手強い。

「好きな人」

だから真正面から放り投げてみた。
息が詰まれば本人だって確信が持てたのに。
そうは簡単に引っかからないのがより似ていて嫌になる。

「ふぅん。そいつと俺の声は似てる?」

「そっくり」

「へぇ?そんなこともあるんだな。まあみゆりがあの店長を好きなのはdolceで見ていて分かったから、似せてるだけだけどな」

ということは、地声は違うってこと。
本当かな?

「物真似得意なんですか?あなたは八反田さんじゃないってこと?」

質問を繰り返していたら、いつか追い詰められる気がして。
少しずつ粗を探してやるんだからと躍起になる。

「みゆりがそう思うなら、そうなんじゃないか。否定も肯定もしないよ。面白味がなくなるからね。みゆりが喜んでくれるなら、俺はまた電話してあげる。嫌ならもう二度と掛けない。みゆりが喜ぶことをしてあげたいんだ」

声の主は私を諭すように告げた。

「それってつまり、私のファンの人ってことですか?」

「そうだね」

「いつからですか?」

「ずっとずっと前からだよ……」

意味深に答えた彼は続けた。

「さあ、そろそろ質問は終わりにしようか。早く、気持ち良くなりたいだろう?」

それ以上は遮ったともとれる。
そして受話口からはとても無視できない雑音が聞こえてきた。
女性の喘ぎ声だ。
声の主とは明らかに違う、無機質な音声。
わざと、えっちな動画を観ているんだ、この人は。

「君の好きな男も、こういうのが好きだろうからね。ちゃんと現実を受け入れられる?」

遠くから、あんっイイッイイのぉ!あんっ!あんっ!とか、嘘っぽくも感じてはいるアダルト独特の声が聞こえてくる。
どんな内容だろう。
注意して聞くと、驚きの答えが待っていた。
/489ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ