この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
怪しい薬の研究所
第1章 大学生の友人同士が……
「ほんの数分間で済みます。それに……ここだけの話ですが……出演料は……」
宮元はそう言いつつ、二人に左の手のひらを見せ、右手人差し指を使ってそこに「10」と書いた。
きょとんとする二人に、小声で宮元が続ける。
「後日、3時間だけお時間をいただく代わりに、お二人に10万円ずつお支払いいたします」
「え?!」
凜が驚いた声をあげる。
声はあげないまでも、太一もまた驚いた表情を見せた。
宮元がさらに続ける。
「ですので、ほんの数分間だけ、お時間をお願いいたします。もしお断りなさるのであれば、その後でもかまいませんので」
こう言われると、ますます食いつかざるを得ない凜が、再び太一を見て言った。
宮元はそう言いつつ、二人に左の手のひらを見せ、右手人差し指を使ってそこに「10」と書いた。
きょとんとする二人に、小声で宮元が続ける。
「後日、3時間だけお時間をいただく代わりに、お二人に10万円ずつお支払いいたします」
「え?!」
凜が驚いた声をあげる。
声はあげないまでも、太一もまた驚いた表情を見せた。
宮元がさらに続ける。
「ですので、ほんの数分間だけ、お時間をお願いいたします。もしお断りなさるのであれば、その後でもかまいませんので」
こう言われると、ますます食いつかざるを得ない凜が、再び太一を見て言った。