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怪しい薬の研究所
第1章 大学生の友人同士が……
「そして企画の趣旨としましては、そちらのプリントにもあるとおり、『恋人ではない、男女のご友人同士が、どのくらいお互いのことを知っているのか』を調査することとなっております。恋人同士となれば、お互いのことを深く知り合うことになるのは当然のことですが、果たしてご友人同士なら、どの程度なのかを調査するわけですね。たびたび失礼な質問をして恐縮ですが、お二人がお知り合いになられたのはいつですか?」
今度は太一が答えた。
「1年ちょっとですよ。大学に入ってからの付き合いなので」
「なるほど、ありがとうございます」
そう言いつつ、宮元はメモを取る。
そして説明を再開した。
「当然、赤村さんと緑山さん以外の方々にもご参加をお願いするわけなのですが、今の時点でご出演が決定している一組は、『知り合ってまだ2ヶ月』ということですし、これはかなり好都合です。やはり、『知り合ってからの期間』がまちまちの方が、色々なデータが取れますからね。では、続いて、詳しい条件面へと話を移しますが……出演料については、この金額で問題ございませんか?」
すると怪訝な顔つきの太一が答える。
今度は太一が答えた。
「1年ちょっとですよ。大学に入ってからの付き合いなので」
「なるほど、ありがとうございます」
そう言いつつ、宮元はメモを取る。
そして説明を再開した。
「当然、赤村さんと緑山さん以外の方々にもご参加をお願いするわけなのですが、今の時点でご出演が決定している一組は、『知り合ってまだ2ヶ月』ということですし、これはかなり好都合です。やはり、『知り合ってからの期間』がまちまちの方が、色々なデータが取れますからね。では、続いて、詳しい条件面へと話を移しますが……出演料については、この金額で問題ございませんか?」
すると怪訝な顔つきの太一が答える。