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いろごとプリズム
第9章 放課後、小暮の焦燥
「こんなにいやらしいの読んでさ、何も感じないわけ、ないよな……?そこからあいつと高岡に何があったのか、そんなことは俺はどうでもいいんだ」
「……うん?」
やはりいよいよ軽蔑されたのか、イメージを崩してしまったのかなとサーヤは思い始めた。
「俺さ、高岡ってもっと真面目っていうか……、清い感じかと思ってた。勝手だけど」
ほら見ろ、やっぱり落胆されているんだ。これは告白の取り消しで呼び出されたに違いない……、と、サーヤは8割がた確信し始めた。
「だ、だよねー、イメージ崩れたよねきっと!いくら渡されたからって、こんなの読んでる女子、好きとか思えないよね……?」

「……っ、違うっ……!」
いきなり小暮がサーヤを壁に追いやり、サーヤが驚く。
「俺は……、高岡を穢しちゃいけないと思いながら、……我慢してきてた」
「我慢……?」
「そうだよ……。真面目な高岡に俺のよこしまな欲望を見せちゃいけないって、そんなことしたら嫌われるってずっと……我慢して……。なのに高岡には彼氏ができて、エッチしたとか芹沢から聞かされたし、遠距離恋愛になったと思ったら後輩とこんな……」
「え……?うん……、ごめんね、小暮くんの思ってたような子じゃなかっ」
「違うって言ってるだろ!」
サーヤの言葉を遮る小暮の声に焦りが見える。
「高岡がエッチな子なんだって思い始めたら……、俺、もう我慢の限界なんだよ……っ!俺だって真面目じゃない、本当は高岡とやりたくてやりたくて堪らないんだっ……!」
「……っ!?」

小暮はきつく、ぎこちなくサーヤを抱き締め、口付けた。
「……これ読みながら、高岡がこれ読んで興奮してると思ったら……、それに、あの一年となんかしたのかと思ったら……、もう……、ごめんっ……、抑え利かない……っ」
「えっ……、ちょっ……小暮くんっ……!?」
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