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いろごとプリズム
第10章 悠真が欲しい
小暮とは、挨拶を交わすだけで互いに赤面してしまう。事情を知っている芹沢と優奈が野次馬目線で見ているから、余計に……。放課後、帰ろうとしたところで、小暮はサーヤを呼び止めた。
「あのさ、高岡……」
「な、何っ!?」
「昨日はごめん……突然、さ」
「う、ううん、いいよ大丈夫っ」
突然最後までやっちゃって。という言葉が見えて、サーヤは照れた。
「俺さ……、高岡がちゃんと落ち着いて答え出すまで、待ってるから……。だから、急いで答え出さないでいいから……、いつまでだって待つって言ったこと、変わってないから……」
「ありがとう……」
「いや、俺の方こそ……ありがとう。……嬉しかった」
真っ赤になってそう話す彼は、身体の関係を持っても尚、一途な想いが変わらないことをしっかりと伝えてくれて、サーヤの心を落ち着かせた。
「あのさ、高岡……」
「な、何っ!?」
「昨日はごめん……突然、さ」
「う、ううん、いいよ大丈夫っ」
突然最後までやっちゃって。という言葉が見えて、サーヤは照れた。
「俺さ……、高岡がちゃんと落ち着いて答え出すまで、待ってるから……。だから、急いで答え出さないでいいから……、いつまでだって待つって言ったこと、変わってないから……」
「ありがとう……」
「いや、俺の方こそ……ありがとう。……嬉しかった」
真っ赤になってそう話す彼は、身体の関係を持っても尚、一途な想いが変わらないことをしっかりと伝えてくれて、サーヤの心を落ち着かせた。