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いろごとプリズム
第11章 ショウマのリビドー
「あいつと暮らし始めてからろくなことがない……。親父も親父だ、あいつの母親に酷い目に遭わされたくせになんだって引き取ったりしたんだ……!」
今まで深く考えた事はなかったが、どうやら神山家には複雑な事情が絡み合っているようだ。
「あいつは……、あいつの母親にそっくりだ。俺達から大事なものを奪っていく……許せない……」
ショウマはサーヤの胸に乱暴に掴みかかり、揉みしだく。怯えるサーヤに顔を近付け、悲しそうに口付けた。
「サーヤ……、好きなんだ……。お前をあいつには……渡したくないっ……!」
「……っ!」

感情を押し殺すことに慣れて生きてきている。そんなショウマが、怒りと悲しみと嫉妬という感情で剥き出しになった今、ショウマの中に激情的な欲望が宿り始めた。目の前にいる全裸の彼女に、自らの手で官能を与えることによって、行き場のない絶望から少しでも救われたい……。その一心でキスを降り注ぎ、肢体に触れていると、かつてないほどに激しく勃起し、サーヤをめちゃくちゃにしてやりたいというリビドーに支配された。

「俺が……お前を悦ばせてやる……、もっと、もっと……っ!」
「あっ……!」
ショウマの手がサーヤの股間を乱暴にまさぐる。
「こんなに……濡らして……、あいつが……そんなにいいのかっ……」
「んっ……、やぁぁっ……!」
「お前がこんなに淫乱な女だったなんて……、ああそうだ、もっと啼けよ、大声で喘いであいつの部屋まで聞かせてやれよ……!」
ショウマは指を埋め、ズブズブと掻き混ぜる。サーヤは声を抑えられない。
「やぁぁぁっ!……アッ、あぁぁ……っ!!」
「サーヤ……、イイのか……?こんな風に乱暴にされて感じるのかよっ……!」
二本の指を激しく突き刺され、もう一方の手でクリトリスを擦られる。
「あぁぁっ……、やぁぁあんっ……!」
「いく?なぁサーヤ、イクんだろ……?いけよ、イクとこ見せろよ俺に……っ!」
ペニスがギンギンに勃起しているのを感じながらショウマが攻め続けると、サーヤの膣がビクンッと収縮した。それを見たショウマは更なるリビドーを加速させた。
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