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束縛彼氏の言う通り
第2章 ♦彼のこと♦

「あーつかれた!なぁ、この後暇?」
「暇だけど、どうして?」
「腹減ったからラーメンつきあってくんね?」
「いいねー私も行きたかったの!」
意気投合してラーメン屋に向かうことに。
部屋を出ようとドアを潜り抜けたら壁によりかかるのはかがりくん。
「・・・?かがりくん?」
「・・・ちょっときて」
急に腕を捕まれてどんどん先を行くかがりくん
一体どこへ行くんだろう?
「あ!!むぎー!お前どこ行くんだ!?」
「教室で待っててーーーーーーーーーーーーー!」
「わかったーーーー!」
遠ざかる一茶との距離。
でも私の腕をつかむかがりくんの力は強くなる。
角を曲がった人気のない階段まで来るといきなり壁側に押されてかがりくんの顔がとても近くなっていて
「・・・なぁ、あいつ誰」
「え、一茶?」
「そう、そいつ。」
「友達・・・だけど?」
「・・・」
なにやら怒ってるみたいで私には理解できない
「・・・どうしてそんな苦しそうな顔してるの?」
「お前が悪い」
「私?」
「そう、俺がいるのに他の奴といるお前が悪い」
「・・・え?」
意味が分からなくなってかがりくんをよく見つめて
綺麗な整った顔が私の目の前にあって...
「朝、声かけて」
「う、うん・・・」
さっきより優しい声で聞こえた声
「まってる」
それだけいってかがりくんは去っていった

