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となりの藍崎さん。
第2章 鍵を忘れました


「おはようございます!」


私に声をかけてきたのは営業部の流星 誓(りゅうせい ちか)さん
藍色がかかった瞳に綺麗な金髪、日本離れした顔立ちで女性から絶大的な人気を誇る



「大丈夫?疲れた顔してるけど?」

「大丈夫です!」


(喘ぎ声で寝不足なんて絶対に言えない)


「あっそうだこれよかったら飲んで」

「リホビタンB?」

「うん元気でるよ?」


キラキラスマイルを向けられる


(ま、眩しい…)


「月影?」

「あっごめんなさいありがとうございます!えっとじゃあお礼にもなりませんが飴ちゃんどうぞ」

「なんで飴?」

「流星さん、声…掠れてるから」

「……っ!ふっ…ありがとう」

「いえじゃあ今日も頑張りましょうね!」

「うん」




流星さんは営業部ブースへと消えて行った




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