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今日私は自分の子供を殺しました
第6章 過去の傷
俺は何も言えなくなってしまった。
何が藍にとって1番いいのかわからなくなってしまったからだ。
だけど現実は甘くはない
まだまだ藍には
不幸が降り注いだ。
数日後、おじさんに無理矢理 病院につれていかれた藍は中絶手術の手続きをさせられた。
おばさんから聞いていた俺は、手術当日 病院に向かっていた。
藍の病室は真っ赤に染まり俺はなにがなんだか
わからなくなった。
目の前には必死に説得するおじさんとおばさん
そして看護婦たち
その奥にはナイフを持った藍の姿があった。
藍の左腕は大量の血を流し真っ赤に染まっていた
ナイフを首に当てながら藍はいまにも倒れそうだった