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今日私は自分の子供を殺しました
第6章 過去の傷


「…父親は?」



藍は首を振った。







そしてまた紙を渡してきた。








また生きる意味を見つけた。
ここには命がある








藍はお腹をさすっていた
だがその顔は我が子を授かった幸せそうな顔には
程遠かった。

無表情でお腹をさする藍に俺は言った






「本気で産む気なのか」



藍は頷いた。


そしてまた…







私の希望。







一言だけ書いてある紙を渡しながら
無表情な頬に涙がひとつ伝った。

女は強い

母は強い。
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