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今日私は自分の子供を殺しました
第6章 過去の傷
はやく!はやく連れていってください!!!!!!
3人の看護婦に取り押さえられた藍は貧血も手伝い
抵抗は虚しかった。
出ない声で何かを必死に叫んでいる。
叫び狂っている。
俺の横を通り過ぎるとき俺に気が付いたのか
瞳を涙で潤ませ必死に
必死に…俺に手を伸ばしてきた。
助けて…助けてって。
俺は藍の手を掴みそうになってしまったが
一瞬にして藍は病室から連れ出されてしまった。
神様、神様が本当に居るならもう辞めてくれ
これ以上は
あの子が壊れてしまう。
俺が変わるから
俺があの子の不幸を全て貰うから
どうかもうあの子にこれ以上不幸を振らせないで