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今日私は自分の子供を殺しました
第6章 過去の傷


葬儀を終えた俺達は笑顔のユウの遺影から
離れる事が出来なかった

藍にとっては中学から今日までの6年間

俺は高校で出会って3年間

3人で過ごした楽しかった2年間



俺はユウを許す事は出来ない。
ユウだけが悪いわけではない 誰もがこんな事になるなんて
思いもしなかったはずだ

誰もがおもしろおかしく、自分の意のままに生きていただけだ。





いつまでも遺影を見つめる俺達に、ゆっくりと近づいてきた女

あの女だった







ユウから聞いた…全部。ごめんなさい
約束したの。ユウと、一緒に死んで償おうって
だけどうちは怖くて死ねなかった。
うちの事、殺して?
お願いします。




女はかばんから包丁を取り出した。

それを目撃した周りはザワザワと騒ぎ出す


藍が女に向かって歩きだした。
そして女から包丁を受け取った。
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