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今日私は自分の子供を殺しました
第6章 過去の傷
俺をユウだと思い込んだ藍は元気を取り戻していった。
藍の親からはいつも頭を下げられ、
ごめん と ありがとう
を繰り返された。
そして必ずユウの月命日には一緒に墓参りに行った
だけど藍は決まって
誰のお墓?
と聞いてきたんだ。
それから2年後の事だった。
藍はいきなり俺を思い出すようになった。
また精神的に不安定になり藍は―
もうユウが居ないとわかっているのに
ユウになりきり続けた俺から
離れられなくなってしまった。