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今日私は自分の子供を殺しました
第6章 過去の傷
必死で俺をユウだと思い続けた。
俺も必死でユウを演じ続けた。
でも藍の不安定は止まらず自暴自棄になった藍は
家を飛び出し本物の娼婦になった。
俺は何度も止めたがダメだった。
私を買ってくれる人が居ると生きてるって思える
私自身を売っている時が
心が1番安らぐの。
それから1年たって、
俺もここに一人暮らしを初めて
土木を辞めて夜の世界にはいった。
たまにユウの存在を求めるように
俺の所に藍は来る
俺の藍を守れなかった高校時代
中途半端な行動で現実から遠ざけた罪悪感
結果が最悪な今を招いてしまったと思っている。
だから、俺は藍から
別れる事は出来ない。
藍が現実を受け止められる日を見届ける責任があるんだ