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今日私は自分の子供を殺しました
第6章 過去の傷
どれくらい時間がすぎただろう。
一気にユウスケは話し終えると
コーヒーを買ってくる
と外の自販機に買いに行った。
あたしはあまりに衝撃的で悲しい話しを聞いて
涙が頬を伝ったが、ユウスケが戻ってくる前に
涙を綺麗に拭いた
こんなあたしの涙でユウスケや藍の悲しみを
同じくらい理解出来るはずがない。
それはふたりに失礼だ
タバコに火をつけると
ユウスケが暖かいコーヒーをふたつ
買ってきてくれた。
『こんな話しあたしなんかに話してくれてありがとう』