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今日私は自分の子供を殺しました
第7章 過去の傷 1st
今日はバレンタインデーイベント
あたしは前の日の休みに徹夜でチョコを大量につくった。
1日で客は12組も来てくれお店は大賑わい
この日は真っ直ぐ家に帰ったのにユウスケのほうが速かった。
部屋にはいるとテーブルいっぱいにチョコレートの山
「凄いだろ?キャストから貰った」
『凄くないし。あたしがみんな食べるから』
あたしは客とは違う大切に綺麗にラッピングした手作りチョコを
乱暴にチョコレートの山に放り投げた。
「なんだよ怒るなよ!リオのチョコ貸して」
あたしをなだめながら上手い旨い言いながら
全部食べてくれた。
ユウスケが寝た後、チョコの山をひとつひとつ見ていると、
手書きのメッセージ付きのチョコレートがあった
[ユウへ
まだ帰ってきてないみたいだから、置いておくね
仕事おつかれさま
だいすきだよ]
名前は書いてなかったが
それが誰からなのか
すぐにわかってしまった
綺麗な達筆…
心が出てる…
間違いなく藍からだろう
あたしはそれをそっと元の位置に戻して
ユウスケの隣へ行き眠った