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第9章 過去の傷2nd

準備を終えて遅刻することなく３時ぴったりにカフェについた

ここのカフェラテが大好き。


あ…もうちょっと余裕持って来ればよかったな。
ユリは昔っから時間にルーズで何度待ちぼうけをくらったことか。

まぁいいや、ケーキでも頼んで人間観察でもしてよっと。



あたしはウェイターを呼んでガトーショコラとチーズケーキを頼んだ。

どっちにしようか悩んだから両方頼んでしまった
久しぶりに親友に会える嬉しさに舞い上がっていた




カフェラテを半分飲み終わった頃、ユリよりもはやく可愛く盛りつけられたガトーショコラとチーズケーキがきた。

腕時計で時間を確認すると約束の時間からもうすでに30分も過ぎていた。


そんなことも気にせずにガトーショコラに刺したフォークを抜くと
熱々のチョコレートがとろりと出てきた


『美味しそうっ！』

ガトーショコラを口にいれようとした時だった。




｢リオ!!!!ごめん遅れたぁー久しぶりぃ！｣