この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
今日私は自分の子供を殺しました
第9章 過去の傷2nd
「わかるわかる、うちも今超疲れてるし」
ユリが頼んだアップルパイは出来立ての熱々で
あたしはそれも食べたくなってしまった。
ユリは逆にあたしのブルーベリーソースのかかったチーズケーキを羨ましそうに見ている。
『今なにしてるの?』
「今も夜やってるよ。あ、リオも一緒に働かない?結構いい店だよ?」
夜かぁ…確かにいつまでもゴロゴロしてるわけにいかないし。
働かないとなぁ。
『考えとく』
「じゃあ今日体入きなよ!そうだよ!そうしよう!ねっ!」
ユリはあたしの返事を聞かずにだれかに電話をかけ始めた。
『ちょっ、あたしまだ…』
「大丈夫大丈夫!いいお店だからさぁ!あ、もしもしオーナー?今日友達つれてくからさっ」
チーズケーキの最後の一口を口に放り込むと働いていた頃を鮮明に思い出した
No.1…
ユウスケ…
ユウスケは今何してるのかな。
まだ夜の世界にいるのかな