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今日私は自分の子供を殺しました
第10章 過去の傷2nd Ⅱ


アオイをチラッと見る。
気付いたアオイはあたしに「しーっ」ってポーズを取って笑ってる。


とりあえずちゃんとハンドル持って?

それから、そんなに楽しそうに笑わないで。
特別と思っちゃうじゃん

客と電話してる時に実は隣にいるのはあたし

って?


「あぁ、休みだけど…今日は実家に帰ってて…え?今向かってるよ…うん、うんわかってるよ…ごめんな、じゃあまたな」


電話を切ったアオイはめんどくさそうに電源を落とした。

「ごめんな、もう誰からも電話こないからさ。」



その行動が素直に嬉しかった。

『いいよ、大丈夫だよ。あたしも接客業だもん。ある程度は理解できるよ。』


思ってもないことが、言いたくもないことが
ペラペラ出てくる…
慣れてるから嘘着くことなんて。
そう、あたしも接客業

大丈夫、慣れてる
何度でも言うよ


仕事頑張ってって


止まれあたしの唇
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