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今日私は自分の子供を殺しました
第10章 過去の傷2nd Ⅱ
『一度だけ満面の星空を見たことがあってそれ以来…だけど忘れられないくらい綺麗な空だった。』
「…たまに地元の空が見たくなってこうやって帰ってるんだ。今日は見れるかな?ちょっと曇ってるな」
星を見れる事が嬉しくてあたしは更にテンションがあがった。
『ねぇアオイの地元ってどんなとこ?』
「リオはびっくりするかも、すっげー田舎だから。でもいいとこだよ」
アオイの育った町にこれから行ける。楽しみだなぁ
高速を走りつづける車はまだ洋楽がかかっていた
あ…これあたしが好きな曲だ。
その曲に聴き入っていると会話をするのを忘れてしまった。
曲が終わって、まずいっと後悔したけど
あったばかりなのに、まだ2回目なのに、
無言が全然辛くなかった。