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今日私は自分の子供を殺しました
第10章 過去の傷2nd Ⅱ
『なに?』
振り返ると顔を真っ赤にしたアオイがいた。
「何もしないで…帰るの?」
『え?』
もしかして…ちゅう?
アオイはあたしの肩に手を置いて向かい合わせになると
何度も深呼吸をして恥ずかしがった。
あたしも最初は照れたけどもうかれこれ30分はこのままだ。
いい加減あたしからしようとしたら
「こうゆうのは男がリードしないとっ!」
とか言ってさせてくれない。
「じゃあ…するよ?」
アオイの顔が近づいてきて唇が重なった。
ちゅってするだけかと思ってたのに、
結構長い。しかも重ねるだけのキス
肩に置いてある手には力が入ったままだった。
なんかアオイのキスって初々しいなぁ…
離れてお互い顔を見合うとふたりともりんごみたいに頬を赤く染めていた。