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今日私は自分の子供を殺しました
第10章 過去の傷2nd Ⅱ
『じゃああたしこっちだから』
「待って!アオイにあわせて」
『え?いいけど…』
アオイの店の前まで行くともう店の前にはシーマが停まっていてアオイがタバコを吸って待っていた。
その姿を確認するとユリはズンズンとアオイに近づいて、
「うちユリ!リオの親友だけど。本営だったら承知しないから」
アオイはいきなり言われて拍子抜けして固まっていた。少しして笑い出して
「リオの友達?この間来てたっけ。本営とか言われたくないんだけど、ホストだからって。人間だよ」
「ならいい。リオのことよろしく」
にこっとアオイに笑いかけてあたしに手を振って
「じゃあうち行くわ。」
『あ、うん。ハルナくんによろしくね』
ユリは頼もしいな。気が強すぎるけどいつも助けてもらってる。