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今日私は自分の子供を殺しました
第10章 過去の傷2nd Ⅱ
『………なに?』
ユリが横からはいってきて少し強い口調で言った。
「ね?もうわかったでしょ?リオはアオイにまじだしアオイだって営業には見えないでしょ。あの感じ、いい加減諦めなさい」
「…そんな簡単に言うなよ。」
『何の話し?』
「いや…リオがアオイに本営されてんじゃってハルナが心配しててさ。俺に見てきてほしいって頼まれたんだよ。」
だから今日居たんだ。
『は?なんでハルナくんにそんな心配されなきゃなんないわけ?』
あたしは本営だと思われた事に腹がたってブチ切れそうだった。
「いや悪気があったわけじゃなくて、ハルナからしたらそうあってほしいってゆうか…」
『あたしが本営されてたほうがいいってゆうの!?』
大声をだして思わず立ち上がってひょろ男を睨んだ
「ちがくて、ゴメン今のは例えが悪かった。誤解だよ」
遠くの席ではアオイが心配そうにこちらを見ている
かなり目立ってしまった。
「リオ落ち着いて。とりあえず座って話し聞いて」
あたしはユリに宥められ、席に座った。