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今日私は自分の子供を殺しました
第10章 過去の傷2nd Ⅱ
『なんなの?なんでわざわざ心配されなきゃいけないのよ。ハルナくんも立派なホストだよね。ほんと見損なったんだけど』
「違うんだリオ…ハルナは…リオのことずっと好きでだからアオイとの事は嘘であってほしいって思ってるだけなんだよ。今日だって店に行くリオを心配して俺に頼んできて」
は?なにそれ
店ぐるみの色恋?
馬鹿にしないでよ
「リオ…」
ひょろ男が続けて何かを言おうとしたけど、あたしはそれを遮った。
『店ぐるみで色恋しないでよ!いきなりなに?ハルナがあたしを好きだとかわけわかんない、そんなにあたしとアオイを邪魔したいわけ?』
「リオ、うちからも言わせて。レイの言ってることは本当だよ。リオと再開した日に、カフェでお茶してるのをハルナが目撃してその時にリオに一目惚れして隣にうちが居たから、レイを通して連絡きたの。一度でいいから話したいって、それでうちもリオはハルナみたいなの好きだと思ったから…」
『だからあの時、ほらねってこそこそなにか言ってたんだ?始めからあたしにハルナを指名させるつもりで、みんな知ってたんだ?…あたしだけばかみたいじゃん!』
「ごめんリオ、でもそんなつもりじゃ…」
『なにがよ?だいたいユリはなんでホストのレイやハルナが言ってることをそんなに信じてるわけ?レイとハルナがぐるだったらどうすんの?』
「リオ、俺達は嘘ついてないよ。本当だよ。だからユリを責めないで…」
「でもリオが怒るのは当然だよ…ごめん。本当にごめんリオ」
ユリとレイは頭を下げて謝った。
あたしも興奮しすぎた
落ち着こう