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今日私は自分の子供を殺しました
第10章 過去の傷2nd Ⅱ

その日の仕事は全く集中出来なかった。
終始テンションは下がっていた。
仕事が終わる時間が近づくにつれ、あたしの精神はグラグラと揺れはじめていた。



だけどもその時は来る。

仕事をあがって着替えてアオイを待つ事にした。

「来るまで一緒に居るからね。体大丈夫?」

『ありがとう…』

「もしリオが言えなかったらいいたいことあるならうちが変わりに言ってあげるからね?ちゃんと連絡してよ?」



だけど、いつまでたってもアオイからの連絡も迎えもなかった。

電話をしても出ない。

いつもならとっくに迎えに来てる時間なのに


『…ユリ、やっぱり』

今にも泣き出しそうだった。そんなあたしの手を握りユリは歩きだした。

「行くよ!アオイのところ!」


力強く、でも優しくユリはあたしを引っ張って歩いた。
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