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今日私は自分の子供を殺しました
第6章 過去の傷
『それで、あたしはなんなのかな…』
「………」
『なんでなにも言ってくれないの?』
「…お前は言葉や彼女とかの肩書がないとだめなのか?そんなもんがないと俺の気持ちは伝わらないか?」
『肩書でもたかが言葉でも目に見えないものだろうが今は証が欲しいよ。なんで?好きあってたら付き合って彼女になるのは
当たり前のことじゃん』
「俺は、本当の意味でお前のことちゃんと考えてる。だけど…ごめん。
あいつとは、簡単には別れられないんだ」
『どうゆうこと?』
ユウスケはため息をつきベッドに腰掛けタバコをくわえた。
「一種の精神安定剤なんだよ。俺が…ただ俺が彼氏ってだけのな。
こんなに離れて過ごしても平気なのに彼氏じゃなくなることがだめなんだ」
あたしはただ黙って話しを聞いていた。
「なんでだと思う?あいつが俺から離れられない理由」