この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
今日私は自分の子供を殺しました
第6章 過去の傷
重い空気がのしかかる
「あいつ、精神患者なんだよ。まじの
あいつの元カレ…死んだんだよ…」
元カレが死んだ?
「俺の友達でもあったよ、高校の時の仲間でさ
藍とそいつは中学のころからずっと付き合ってたみたいで。
そいつの名前も俺と同じユウスケって名前で
ややこしいけど
みんなからあいつはユウって呼ばれてたな…」
ひとつひとつ思い出すようにゆっくりと話し出す
暗い黒いものを吐き出すようにゆっくりと
「俺はユウと仲良くなってつるむようになった。いつもユウの隣には藍がいていつも3人で居たんだ。
でも、あの日から全て変わった…
ユウが藍の事を好きじゃなくなったって
他の女が好きだって、隣の高校の目立つ女でさ
いい噂は聞かなかったよ」
」
「ユウは、藍とはこのまま友達のままでいたい。って言ったんだ。…もちろん藍は
納得いかない!って別れない!って。
今と似てるな。変わってないのはあいつだけだな」
『それで?……』
あたしは続きが気になって仕方なかった。
「学校でも3人は変わらず一緒だったけど放課後になると逃げるようにユウは帰ってったよ。
彼女に会いにな…」
「俺は藍に頼まれて一緒にユウを尾行したんだ。どうしても相手の女が見たいって、そしたらもうふんぎりつくかもって」